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九条新党宣言 高ヒット
2017/3/2 18:13 投稿者: manager (記事一覧) [ 1213hit ]

はじめに

天木直人

 

私は、小泉政権の下で一気に進んだ日米軍事同盟の強化が、日本国民の暮らしと安全にとって如何に危険なものであるかを心の底から危惧しています。その危惧は、イラク攻撃の開始に見られるアメリカの軍事力にまかせた中東支配政策と、その根本にあるイスラエル・パレスチナ問題に関するアメリカの不正義を、レバノンという中東の最前線で目撃した元外交官としての私の確信から来るものです。
「テロとの戦い」という言葉に隠されたアメリカのあらたな安全保障政策は、アメリカのアラブ抑圧政策、中東占領政策以外の何物でもありません。いくらアメリカという国が世界で最大、最強の国であるからといって、二一世紀が始まった今日の世界で、このような時代に逆行した帝国主義、軍事優先主義が許されてよいはずはありません。
誤った方向に暴走する今のアメリカと軍事同盟を強化することが、どうして日本の国益なのでしょうか。断じてそうではありません。軍事優先主義や帝国主義は国を滅ぼすことになることを、われわれはあの敗戦から学んだはずです。敗戦によって日本はアメリカに占領され、二度とアメリカに刃向かえないように武装解除させられましたが、われわれはその押しつけられた平和憲法こそ日本国の再出発の基礎であると信じて世界に復帰したのです。だからこそ日本は今日までなんとか戦争の直接の当事者となることなく、平和で豊かな国に発展することができたのです。このことは、イデオロギーを離れ、立場の違いを超えて、われわれ国民が正しく認識しなければならない厳然たる事実です。
ところが小泉政権とそれにつづくポスト小泉政権は、国家権力にものをいわせて日本を一気に戦争国家アメリカの永久的な従属国にさせようとしています。日米軍事同盟強化のためには憲法を変えることがあたりまえのこととして語られるようになりました。

 

九条新党宣言

2006年10月10日

著 者──天木直人 筆坂秀世
発行者──唐澤明義
発行所──株式会社展望社

編集協力──株式会社スタジオ・フォンテ
装丁──田中等
写真──新井満
本文デザイン──デルタネットデザイン

ISBN:4-88546-166-9

電話番号za001
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